2025/5/8
起業に必要なものとは?起業が成功する人の傾向(特徴)もご紹介!
「いつか起業してみたい」そう思い描いているあなたへ。
「でも、何から手をつけていいか分からない…」そんな不安な気持ちを抱えていませんか?
起業への最初の一歩を踏み出すのは、誰にとっても勇気がいるものです。そこで今回は、あなたが迷わず、そして効率的に準備を進められるように、必要なものや心構えをまとめます。
目次
起業に必要なもの(あると良いもの)とは?
経営者としてのスタートを切るために、最低限これだけは揃えておきたいアイテムや、あなたのビジネスをスムーズに進めるための「あると良いもの」をリストアップしてみました。
1. ロゴ
あなたのビジネスの「顔」となる大切なマークです。シンプルで覚えやすいロゴは、まだ実績が少ないスタートアップにとって、信頼感やプロフェッショナルを伝える有効な手段になります。今は、デザインの専門家ではない人でも手軽に作成できるサービスや、予算を抑えてプロに依頼できる方法も増えています。まずはあなたのビジネスに合った「顔」を考えてみましょう。
2. 名刺
初めて会う人との大切な挨拶ツールです。「これから起業します!」と自己紹介する時、サッと名刺を出せると、相手にあなたの真剣さや準備ができていることが伝わります。
特に起業したばかりの頃は、人との出会いが新たなチャンスにつながることが多いものです。せっかくの出会いを「すみません、まだ名刺がなくて…」でもったいなくしないためにも、連絡先だけでなく、事業内容を簡潔に伝える名刺を、あなたの分身として準備しておきましょう。
3. パソコン
資料作り、お客様との連絡、売上管理…起業初期は、本当に一人何役もこなさなければなりません。そんな時、あなたの右腕となってくれるのがパソコンです。これ一台あれば、事務作業からクリエイティブな仕事まで、グッと効率が上がります。ノートパソコンなら場所を選ばず、どこでも仕事ができます
4. ホームページ
「私のビジネス、もっとたくさんの人に知ってもらいたい!」そう思った時、強力な味方になるのがホームページです。今の時代、何か調べたいことがあると、ほとんどの人がまずインターネットで検索しますよね。
ホームページがあるだけで、あなたのビジネスの「信頼度」は格段に上がります。ブログやSNSと連携すれば、あなたの想いや最新情報をより広く、深く届けることも可能です。
5. 仕事場所
自宅での起業ももちろん可能ですが、「仕事とプライベートをきちんと分けたい」「お客様を招くスペースが欲しい」と感じることもあるかもしれません。そんな時は、専用の仕事場所を検討してみましょう。
集中できる環境は、きっとあなたの生産性を高めてくれます。ただし、いきなり広いオフィスを借りると固定費が大きな負担になることも。初期費用を抑えたいなら、シェアオフィスやコワーキングスペースなど、必要な時だけ利用できる場所を選ぶのも賢い選択です。
6. 会社案内用のパンフレット
オンラインでの情報発信が主流ですが、展示会や商談など、対面でのコミュニケーションでは紙の資料が意外と役立ちます。あなたのビジネスの全体像や強みを、短時間で分かりやすくまとめたパンフレットがあれば、言葉だけでは伝えきれない情報を補完し、相手に持ち帰ってもらうことができます。ホームページの詳しい情報へ誘導するツールとしても有効です。

起業前に準備しておきたいこととは?
1. 事業資金や出資金
まず、現実的な話として「お金」の準備です。「事業を始めるのに、結局いくら必要なんだろう?」このように漠然と考えているだけでは、なかなか具体的な行動に移せませんよね。
特に起業直後は、売上がすぐに入ってくるとは限りません。立ち上げにかかる費用と、最初の数ヶ月〜半年を乗り切るための運転資金を、具体的な金額で把握し、準備しておくことが非常に重要です。自己資金でどこまで、足りない分をどうするかも含めて、早めに計画を立てておきましょう。
2. 市場調査
「お客様が本当に求めているもの」とズレていないか、客観的に確かめることも大切です。
あなたのターゲットとなるお客様はどんな悩みを抱えているのか?ライバルはどんな活動をしているのか?地道な調査ですが、「なぜ、あなたのビジネスが選ばれるのか?」という、成功の核心部分を明確にするために欠かせないステップです。
3. 事業計画
「事業計画」という形にしてみることで、今まで気づかなかった課題が見えたり、具体的な行動がクリアになったりします。売上予測や経費計算をすることで、ビジネス全体の流れがつかめます。この計画書があることで、金融機関からの融資が受けやすくなったり、あなたの想いを具体的な言葉で伝えられたりする、大切な「設計図」になります。
4. 融資にまつわる情報収集
「自己資金だけだと、正直ちょっと不安だな…」そう感じているなら、外部からの資金調達も視野に入れてみましょう。日本政策金融公庫や、自治体が行っている創業支援の融資制度など、起業家向けのサポートは意外とたくさんあります。これらの情報を集めてみるだけでも、選択肢が広がり、安心につながります。融資を受けるには、しっかりした事業計画や返済の見込みを説明する必要があるので、3番目の事業計画をしっかり練っておくことが大切です。
5. 人材の確保準備
もし事業が順調に成長したら?苦手な業務を誰かに任せたい時は?そんな時、「どうやって仲間に加わってもらうか」を事前に考えておくと、いざという時に慌てずに済みます。すぐに雇用する予定がなくても、将来的にどんなスキルを持った人が必要になるか、どんな形で協力してもらうか(正社員?業務委託?外注?)をイメージしておくだけで、採用計画や必要なコストの見通しが立てやすくなります。あなたのビジネスの未来を想像しながら、必要な「人」についても考えてみましょう。
起業して成功する人・失敗する人の傾向(特徴)とは?
起業に「絶対こうすれば成功する」という魔法はありません。しかし、困難を乗り越え、ビジネスを成長させていく起業家には、いくつかの共通点が見られます。どのようなパターン、傾向があるのか見ていきましょう。
成功する起業家ってどんな人?
1.ゴールを見据え、変化を楽しめる柔軟さ
「絶対にこれを実現したい!」という強い想いは持ちながらも、予想外の出来事や、新しい市場の流れが来た時に、「じゃあ、こうしてみようか!」と柔軟にやり方を変えられる人、計画通りにいかなくても、立ち止まらず次の手を考えられる人は強いです。
2.行動力と、改善を続ける粘り強さ
新しいことに目を向け、「まずやってみよう!」と行動に移す。そして結果を見て「ここを直せばもっと良くなる!」のように継続的に改善できる人は、サービスや自分自身を磨き続けられます。
3.一人で抱え込まず、周りを頼る力
起業は孤独な旅ではありません。自分の得意なこと、苦手なことを見極めて、専門家や仲間を頼り、「一緒にやろう!」と周りを巻き込める人は、課題解決のスピードも速く、より大きな力を生み出せます。
つまずきやすい起業家はこんなタイプかも
1.「これで絶対大丈夫!」と、自分のアイデアに固執しすぎる
「自分の考えたものが一番!」と、お客様の「本当に欲しいもの」に耳を傾けず、独りよがりになってしまうリスクがあります。
2.資金管理が杜撰
「まだ大丈夫だろう」「後でまとめて見よう」と、売上や経費の流れをちゃんと把握しないまま進めてしまうと、気づいた時には資金が底をつきそう…なんてことになりかねません。特に起業初期は、キャッシュフローの把握が生命線になります。
3.困難から逃げたり、アドバイスを聞かなかったりする
計画通りにいかない時などに、課題から目を背けたり、周りのアドバイスに耳を貸さなかったりすると、状況が悪化しやすくなります。
これらの傾向は、意識や心構えで変えていける部分も大きいものです。「当てはまるかも…」と思っても、これからどう改善していくかを考えるきっかけにしてみてください。

まとめ
誰もが最初は手探りの状態でスタートしますが、「必要なモノをそろえ、準備段階をきちんと踏む」ことで、その不安を大きく減らすことができます。起業準備は、外への見せ方(ロゴ、名刺、HPなど)と、内側の土台作り(資金、計画、調査など)の両方が大切です。うまくいく人は、周りの意見を聞きながら柔軟に進みます。つまずく人は、自分の考えに固執したり、お金や計画がおろそかになりがちです。
ALBA税理士法人は静岡市にて、公認会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士がタッグを組んだ総合事務所です。当事務所があらゆる問題解決の窓口となり、ワンストップで解決いたします。経営に関する懸案事項をなんなりとご相談ください。
投稿者プロフィール

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慶応義塾大学商学部卒
延べ100社以上の経営改善業務に従事。資金繰りに悩む多くの会社を支援する中で、会社の経営が傾く原因の共通点に気づく。 現在では、会社の経営が傾く前の予防策が大事だと考え、それをなるべく早い時期から伝えるため、会社設立を含めた起業家支援に注力している。
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